山梨倉見山から杓子山H20.1.16 くもり

東桂駅-長泉院登山口-845P-鉄塔-倉見分岐-倉見山-見晴台-向原峠
-1292P-1410P-杓子山-大ザス峠-高座山-鳥居地峠-忍野役場前

 富士展望のため外輪山25km圏内で未踏の杓子山(1598m)を歩きました。通常この杓子山コースは下吉田の明見から不動湯を経由して登り、下山は高座山から忍野へ歩くようですが、これでは短すぎるようなため北に稜線を伸ばす倉見山(1256m)もまとめて歩くこととしました。 

 今回の富士見の特筆は倉見頂上から南に下り、向原峠から杓子山までの間がロープも梯子もクサリもいわゆる人工物のすべてない、ヤセ尾根の岩や大石、さらには木の根っこ探しなどでほぼ四つんばい状態の急登の連続の尾根が続き、ところどころ踏み後も消えかかるなどの極めて体力勝負の約2時間ほどのコースどりだったことです。
 前年末に歩いた西湖北側の十二ケ岳一帯のコースとは比べものにならない体力度を必要とした道でした。

 稜線歩きの最中は神経が集中していたことからそれほど感じなかったのですが、後で思えば一人っきりの山中で心臓がパンクするのではと心配してたほどでしたが、なんとか計画どうりの時間歩行ができたとはいえ、最初から最後まで誰一人にも会わないなど、バリバリのバリエーションルートだったのです。
 ただ一つ残念なのは杓子山頂上から富士の秀麗が望めずまた足を運ばねばとの想いがおきたのですが、でもヘトヘトになったあの辛い稜線歩きのために、いつリベンジの気持ちに?となんだか複雑な気持ちのするほどの山だったのではないでしょうか。

倉見山の見晴台から 10:12

  

パノラマ画像です。

 

7:47 富士急東桂駅 7:50
建物左と電柱の間の山は三つ峠です。
8:00 長泉院登山口 8:06
墓場の真ん中を入るとすぐに急な山肌が立ちはだかります。
確かに急登もありますが倉見山頂上までの道はよく踏まれており、問題なく初級の道でした。
8:10 すぐに今宮神社奥宮があります。
8:30 845P地点 8:35
登山道の右奥に少し入ればあります。
8:50 高川山(976m)
大月市街南西の山でここも富士展望の山として知られているようです。富士から約30kmほど
右奥の高い奥多摩の三頭山(1528m)も見えました。ちなみに富士からは約50kmも離れています。
9:20  倉見分岐、三つ峠駅への道標
9:48 倉見山 10:00
2時間で頂上に到着です。松の木や潅木があり、展望は今一ですが・・
そうはいっても冨士山も見えました。
少し下から撮ってみました。
3等三角点越しに北西よりに三つ峠山(1785m)です。
10:04 見晴台 10:40
頂上から5分ほど南に下ったところが見晴台です。
ここで早めのラーメン昼食としました。風もなく比較的暖かく一人っきりで富士と対峙して至福の時を過しました。
画像には大室山、毛無山、足和田山、天上山、十二ケ岳、鬼ケ岳などが見えます。
もちろん御坂黒岳、破風山などの山々も見えました。
奥には南アの聖、赤石、悪沢が写っています。
下の街には蛇のように蛇行する中央道です。
立ち上がろうとふと見ると富士には笠雲ではないでしょうか・・
ちなみに笠雲は冨士山を乗り越える風が、冷たい風の層と暖かい風の層の段になっている場合に出現するらしい。(佐古清隆氏の「富士の見える山ベストコース」より)
11:00 向原峠
ここからが今回のメインイベントで・し・た・・フゥ;;
この後の画像は撮る余裕など全くありませんでした。
12:50 杓子山 13:30
向原峠から1時間50分で着きました。
あまりの気温上昇により冨士山は裾野がチラッとの状態でした。あぁー残念、ここも3等三角点
ところがそこそこ広い頂上一帯は粘土質のようで泥んこ状態ですが、今日は何とか固まりかけていたために助かりました。
どうやら付近の土質は同じようでこの後も高座山以降にかけて極めて滑りやすい危険な歩きが待っていました。
小雨時に歩いたら最悪でしょう・・
逆光ですが、このような洒落たデザインの杓子山と標高が見えますね。
お馴染みの山梨百名山の山名札も逆光・・シュン〜
アッ、鐘を鳴らすのを忘れました〜〜
写真撮ったり、オニギリ食べたり、紅茶を沸かしたり、いつの間にやら40分も長時間居座っていました。
ここでも御坂山塊の山々が指呼の間です。また北東方面も奥多摩の山々が顔を見せていましたし、近所の鹿留山、石割山、それに南部の愛鷹連峰も微かに見えました。
丹沢の山々ももちろん山座同定でき、一人で思いっきり楽しみました。
14:20 高座山 14:30
大ザス峠からも結構ピークが現われてしっかりアルバイトさせてくれました。
最後は1304mの高座山です。ここも4等三角点でした。
問題はこの直下から3本の道がついており、右2本が超滑りやすい粘土質で閉口しました。一番左の道は未確認です。
右から2本目をロープづたいに下りたのですが、下の林道が東へ迂回しており、やや時間がかかってしまいました。
正解は右端の道を忍野の街を展望しながらがいいでしょうね。
15:05 鳥居地峠 15:10
山道から降り立った鳥居地峠です。ここまで舗装道路となっており、大型バスでもここまでなら進入OKのようです。
マイカーはさらにここを右から登山口までやや道は痛んでいますが入れ、駐車場も5台くらいは置けそうです。
この後道路をバス時刻に間に合わすために早足25分で忍野村役場まで下りました。
忍野八海の観光は今回は止め、又にしたいと思います。
我こそはという方はまたご一緒しましょう・・

 なお、2年後に登ったレポはこちらからご覧ください。(追記'10.1.17)

 ホームヘ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送